こんにちは。
面接官歴20年、2011年の起業以来、学生と企業の採用支援に携わってきた就活コーチ、かとうけいこです。
今回は、28卒の就活スケジュールと、時期ごとにやるべき準備を、採用する側の視点も交えながら分かりやすく解説します。
「28卒の就活は、いつから始めればいいんだろう。」
そんな疑問を持ち、就活スケジュールを調べ始めた人も多いのではないでしょうか。
現在の就活は、大学や就職サイトで紹介されている公式スケジュールより早く動く企業も少なくありません。
業界や職種によっても異なりますが、大学3年の夏くらいからインターンや選考が始まるケースも増えています。
しかし、大切なのは、周りより早く動くことではなく、自分に必要な準備を順番に進めることです。
この記事を読むと…
- 28卒の就活スケジュール全体を理解できる
- 時期ごとに何を優先すべきか分かる
- 焦らず、自分に合ったペースで就活を進められる
就活は、一人ひとり進むペースが違います。まずは全体の流れを知り、今の自分に必要な準備から始めていきましょう。
【一覧】28卒の就活スケジュール|大学3年から内々定までの流れ

就活は、「何月に何をすればいいか」が分かるだけでも、焦りは大きく減ります。
ただし、現在の就活は企業によってスケジュールが大きく異なります。
大学3年の夏からインターンや早期選考が始まる企業もあれば、本選考を中心に採用を進める企業もあります。
そのため、「この時期までに絶対これを終わらせなければいけない」と考える必要はありません。
まずは全体の流れを知り、今の自分が取り組むべきことを整理していきましょう。
28卒とは今の何年生?
28卒とは、2028年3月に大学・大学院を卒業予定の学生を指します。
2026年現在では、主に次の学生が28卒です。
- 大学3年生
- 大学院1年生
- 短大・専門学校で2028年に卒業予定の学生
就活では「〇〇卒」という表現が一般的ですが、「卒業年度」を表しているため、学年とは少し違います。
28卒は、ちょうど本格的な就活準備が始まるタイミングです。
インターンの募集や自己分析など、少しずつ動き始める学生が増えてきます。
2026年4〜6月(大学3年)自己分析と夏インターンの準備を始める
- 自己分析
- 業界研究
- 就活サイト登録
- 夏インターン準備
この時期は焦って企業を絞るよりも、自分を知り、就活の土台を作ることを優先しましょう。
2026年7〜9月(大学3年)夏インターンがいよいよ本番。今すぐ動こう
- 夏インターンへ応募・参加する
- 自己分析をブラッシュアップする
- 業界研究・企業研究を進める
- ESを書き始める
大学3年の夏は、多くの企業でサマーインターンが実施される時期です。
この時期は、就活を始める最初のきっかけとして、とても重要なタイミングになります。
面接官からのアドバイス
まだ間に合う夏インターンのエントリー締切を今すぐ確認してください。
人気企業のインターンはすでに締切が近い、または終了しているものもあります。
まだ応募できるインターンを探しながら、並行して自己分析とES準備を進めましょう。
自己分析が終わっていない場合でも、「なぜこの業界に興味があるのか」をひと言で言えるようにするだけで、ESの出発点になります。
インターンの選び方はこちら
インターンの選び方が不安な人へ―「受かること」より大事な視点を知っていますか?
2026年10月〜2027年2月(大学3年)秋冬インターン・早期選考が始まる
- 秋冬インターンへ参加する
- 早期選考へ応募する
- SPI・Webテスト対策を始める
- 面接練習を行う
秋から冬にかけては、就活が一気に動き始めます。
夏インターン参加者を対象に早期選考へ案内する企業も多く、この時期から本格的な選考が始まるケースも珍しくありません。
面接官からのアドバイス
早期選考を受けるかどうかにかかわらず、ESや面接の準備は少しずつ進めておくことをおすすめします。
一度作成した自己PRやガクチカは、その後もブラッシュアップしながら使えるため、早めに取り組むほど余裕を持って就活を進められます。
この時期になると、企業は「学生がどれだけ準備してきたか」を見ています。
見ているのは、経験のすごさではなく、その経験をどう振り返り、自分の言葉で伝えられるかです。
自己分析を通して自分の考えを整理できている学生は、質問への回答にも一貫性があり、「一緒に働く姿」をイメージしやすくなります。
2027年3〜6月(大学4年)本選考と内々定が進む
- エントリー
- ES提出
- Webテスト
- 面接
- 内々定
大学4年の春になると、多くの企業で本選考が本格化します。
政府が示す採用スケジュールでは3月に広報活動が解禁されますが、実際にはその前から採用活動を進めている企業も少なくありません。
面接官からのアドバイス
複数社の選考が同時に進むため、スケジュール管理も重要になります。
内々定が出始めると、「本当にこの会社でいいのだろうか」と迷う学生も少なくありません。
そんなときは、企業の知名度や周囲の評価ではなく、自分が仕事選びで大切にしたいことを改めて確認してみてください。
内定をもらうことがゴールではありません。
本当に大切なのは、「この会社なら納得して働けそうだ」と思える企業を選ぶことです。
焦って就職先を決めるよりも、自分なりの判断基準を持って選択した学生のほうが、入社後のミスマッチも少ない傾向があります。
2027年7月以降(大学4年)入社までの準備を進める
- 内定先を決定する
- 卒業・入社に向けた手続きを進める
- 必要書類を提出する
- 残りの学生生活を充実させる
就活が終わっても、卒業や入社に向けた準備は続きます。
社会人として気持ちよくスタートできるよう、計画的に進めていきましょう。
28卒就活はこう変わる|早期選考が当たり前の時代に

就活は毎年少しずつ変化しています。
特にここ数年は、インターンの活用や早期選考の拡大によって、企業と学生が接点を持つ時期が以前より早くなりました。
28卒でも、この流れは続くと考えられます。
だからと言って、「とにかく誰よりも早く動かなければいけない」というわけではありません。
大切なのは、今の就活がどう変わっているのかを知り、自分に必要な準備を順番に進めることです。
27卒よりも早まる傾向に
現在の就活では、政府が示す「3月に広報活動開始、6月に選考開始」というスケジュールは、あくまで一つの目安になっています。
実際には、大学3年の夏からインターンを実施し、その参加者を対象に早期選考を行う企業も少なくありません。
実際のデータを見ると、2026卒の就職活動では選考解禁が6月1日にもかかわらず、2025年5月時点ですでに77%以上の就活生が内定を承諾していました。
つまり、解禁前に大半の学生の就活が実質終わっている状態です。28卒でもこの傾向はさらに加速すると予想されます。
「公式スケジュールを待てば大丈夫」という感覚は、今の就活では通用しないと考えた方がいいでしょう。
企業は早期選考で学生との接点を増やしている
企業が早期選考を行う理由は、学生を急かすためではありません。
採用活動が年々難しくなる中で、できるだけ早い段階から学生と出会い、お互いを理解する時間を増やしたいと考えているからです。
特にインターンは、企業にとって学生の人柄や考え方を知る機会であると同時に、学生が仕事内容や社風を知る機会にもなっています。
そのため、インターン参加者を対象に早期選考を案内したり、継続的に接点を持ったりする企業が増えています。
企業が早く動いているからと言って、学生も焦る必要はありません。
むしろ、早い時期から自己分析や企業研究を始めることで、じっくり考えながら企業選びを進められます。
結果として、自分に合う企業を見つけやすくなり、納得感のある就活につながるでしょう。
【28卒版】就活で最初に取り組みたい4つの準備

「就活を始めよう」と思っても、何から手を付ければいいのか迷う人は少なくありません。
企業研究やES作成など、やることはたくさんありますが、最初からすべてを完璧に進めなくて大丈夫です。
大切なのは、就活の土台になる準備から順番に取り組むことです。
ここでは、28卒のみなさんに最初に取り組んでほしい4つの準備を紹介します。
自己分析で就活の軸を整理する
就活を始めたら、まず取り組みたいのが自己分析です。
自己分析とは、自分の経験を振り返り、「どんな価値観を大切にしているのか」「どのような環境で力を発揮できるのか」を整理することです。
これが明確になると、企業選びや志望動機にも一貫性が生まれます。
反対に、自己分析をしないまま企業探しを始めると、「知名度が高いから」「福利厚生が良さそうだから」といった理由だけで応募先を選んでしまい、本当に自分に合う企業が分からなくなることがあります。
最初から完璧に自己分析をする必要はありません。
アルバイトや部活動、ゼミなどを振り返り、「どんなときにやりがいを感じたか」「どんな環境なら頑張れたか」を整理することから始めてみましょう。
自己分析は、面接対策のためではありません。
自分に合う企業を見つけ、納得できる就活につなげるための第一歩です。
自己分析の進め方はこちら
自己分析のやり方がわからない人へ|面接でズレない進め方
就活の軸について詳しく知りたい人はこちら
就活の軸とは?面接官が見ている「企業選びの基準」
業界研究・企業研究で選択肢を広げる
自己分析が進んできたら、次は業界研究・企業研究に取り組みましょう。
この段階では、一つの業界に絞る必要はありません。
最初から選択肢を狭めてしまうと、自分に合う企業と出会う機会も少なくなってしまいます。
まずは複数の業界を比較しながら、それぞれの仕事内容や働き方を知ることが大切です。
企業研究では、知名度や給与だけで判断するのではなく、
- どのような仕事をしているのか
- どんな社員が働いているのか
- 自分の価値観と合っているか
という視点で見ていくと、自分に合う企業を見つけやすくなります。
企業について知るだけではなく、「自分に合う会社か」という視点で比べてみることが、納得できる企業選びにつながります。
インターンは参加だけで終わらせない
インターンは、企業の雰囲気や仕事内容を知る貴重な機会です。
しかし、参加しただけで満足してしまうのはもったいありません。
参加後は、
- どんな仕事が印象に残ったか
- 社員の雰囲気は自分に合っていたか
- 将来働くイメージを持てたか
などを振り返ってみましょう。
こうした気付きを積み重ねることで、自分に合う企業の特徴が少しずつ見えてきます。
参加した経験を振り返ることで、志望動機や企業選びにも活かせるようになります。
ES・面接は早めに準備を始める
ESや面接は、本選考が始まってから準備するものではありません。
28卒では、大学3年の秋から早期選考を実施する企業も多くあります。
そのため、自己PRやガクチカ、志望動機は、少しずつ整理しておくことをおすすめします。
もちろん、最初から完成度の高い内容を作る必要はありません。
自己分析やインターンでの経験を踏まえながら、何度も見直し、ブラッシュアップしていけば十分です。
最初から完璧を目指す必要はありません。
選考を経験しながら少しずつブラッシュアップしていけば十分です。
28卒就活スケジュールに関するよくある質問

ここでは、28卒のみなさんからよく寄せられる質問にお答えします。
まだ何もしていなくても間に合いますか?
企業の選考スケジュールによりますが、今からでも間に合わせることは可能です。
ただし、「まだ大丈夫」と何もしないままでいると、応募できるインターンや早期選考など、選択肢は少しずつ減ってしまいます。
まずは就活スケジュールを確認し、自己分析や業界研究など、今できることから始めてみましょう。
就活は、一日で大きく変わるものではありません。小さな準備を積み重ねることが、後々の大きな差につながります。
インターンは参加した方がいいですか?
本選考だけで採用する企業も多くあるため、インターンに参加しなければ内定がもらえないわけではありません。
ただし、インターンに参加すると企業理解が深まり、早期選考につながるケースもあります。興味のある企業があれば、積極的に参加を検討するとよいでしょう。
また、実際に社員と話したり仕事を体験したりすることで、「自分に合う会社かどうか」を判断しやすくなるというメリットもあります。
入社したいと考えている企業がある場合は、できる限りインターンへ参加することをおすすめします。
インターンの選び方についてはこちらの記事で解説しています。
インターンの選び方が不安な人へ―「受かること」より大事な視点を知っていますか?
志望業界はいつ決めればいいですか?
大学3年の夏までに、一つの業界へ絞る必要はありません。
最初は複数の業界を見ながら、自分に合う仕事や働き方を探していくことが大切です。
自己分析や企業研究を進める中で、「こんな仕事がしたい」「この環境なら頑張れそう」と感じる業界が少しずつ見えてきます。
焦って決めるよりも、比較しながら納得できる選択を目指しましょう。
業界研究については、こちらの記事も参考になります。
業界研究が進まない学生に共通する3つの勘違い|自己分析との正しい順番とは
ESはいつから準備すればいいですか?
大学3年の夏インターン前から、少しずつ準備を始めるのがおすすめです。
最初から完成度の高いESを作る必要はありません。
自己分析や学生時代に力を入れたことを整理しながら、少しずつ内容をブラッシュアップしていきましょう。
早めに準備を始めておくと、秋冬インターンや早期選考が始まっても余裕を持って対応できます。
ESの書き方が分からない人はこちらを参考にしてください。
ES準備を始めたい人へ―書けない理由は、能力不足ではありません
何社くらいエントリーする人が多いですか?
エントリー数は、人によって大きく異なります。
大切なのは、数を増やすことではなく、自分が納得して応募できる企業を見つけることです。
最初は幅広く情報を集めながら、自分に合う企業を少しずつ絞っていくとよいでしょう。
「たくさん応募したから安心」「少ないから不利」と考える必要はありません。
自分に合う企業と出会うことを優先して就活を進めることが大切です。
早期選考に参加できなかったら不利ですか?
早期選考を受けなくても、内定を獲得することは十分可能です。
早期選考は選択肢の一つであり、本選考を中心に採用活動を行う企業も多くあります。
そのため、早期選考に参加できなかったからといって、必要以上に焦る必要はありません。
今できる自己分析や企業研究、ES・面接の準備を進めながら、自分に合った企業との出会いを大切にしましょう。
28卒は就職氷河期と言われていますが、本当ですか?
SNSやニュースで話題になることがありますが、現時点では、28卒の就活を必要以上に悲観する状況ではありません。
採用人数を見直す企業が一部ある一方で、人手不足を背景に、新卒採用を積極的に続ける企業も多くあります。
そのため、「28卒だから就職が極端に難しくなる」と考える必要はないでしょう。
大切なのは、ネット上の噂に振り回されることではなく、就活スケジュールを確認し、自分に合う企業を探す準備を早めに進めることです。
景気や採用市場は毎年変化します。
しかし、自己分析や企業研究を通して自分なりの判断基準を持ち、納得できる企業選びを進めることは、どの年の就活でも変わらず大切です。
まとめ|28卒の就活は、自分なりの判断基準を持って早めに準備を始めよう

28卒の就活では、公式スケジュールより早く動く企業が増えています。
しかし、それは「とにかく早く始めれば必ず有利」という意味ではありません。
大切なのは、今の就活スケジュールを知り、自分に必要な準備を順番に進めることです。
自己分析や企業研究を通して自分なりの判断基準を少しずつ作っていけば、周りと比べて焦る必要はありません。
就活は、人それぞれ進むペースが違います。
早く動くことを目的にするのではなく、納得できる企業選びにつながる準備を積み重ねていきましょう。
もし今、「何から始めればいいのか分からない」と感じているなら、まずは今の自分の状況を書き出してみてください。
何に迷い、何が分からないのかを整理することが、次の一歩につながります。